以前からコツコツ組み立てていたS301Bエンジンレポートです

色々なトラブルがあったんです・・・

内燃機屋に委託してクランク分解芯だししてもらったのですが

いざ組立て

クランクケースの片方にはすんなりインストールされクランクもグルグル快調に回りまして

一喜一憂

もう片方も組んだところ

クランクルーム壁面にクランクウェブが1箇所干渉してるんです

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コンロッド付け根の右側です

おそらく、芯だし時にウェブの間にクサビらしきものを打ち込んだのでしょう・・・
SRなどのクランクとは違いラビットのクランクケースはスーパー繊細なんです

ラビットはウェブ外周とクランクケース隙間が0.1〜0.3位しかありません
このクリアランスを維持することで吸気時の負圧を発生させるんです


その重要なところに圧コンが付いてたんです

ヤスリで修正し再度クランクケース全バラ

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2度過ちは繰り返すまいと入念にクランクを見ると

鉛が。

カタカタ動いてる。

釣具屋に鉛を買いにいき手持ちのマグカップに投入 火炙りの刑です

やけどの負傷を負いながらも何とか鉛充填完了です

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WARNING
鉛を余りに加熱しすぎると煮こごり状態になりますがコレは一酸化鉛といいまして黄土色の粉が浮き上がってきます
きな粉と間違うことはありませんが27gで致死量にいたる有毒物質です。
鉛の高温長時間加熱はくれぐれもご注意を!!



クランクサイドクリアランスも計測し組み上げ

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ギアユニットもインストール
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クラッチASSYも組んで

腰下完了です

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